犬に関して


せっかく縁あって出会ったペットと飼い主様とが、この出会いを幸せに思っていただけますように願っております。
その為にはペットを飼うにあたっていくつかのルールやお知らせしておきたいことがあります。
今後のご参考にしていただければとい思います。

すでに十分研究やお勉強をされていてご存知なことや、飼育本とは異なることもあるかもしれません。
私どもはペットの専門家ではありませんが、沢山のペットのお世話をしてきて実践上得てきたものも多々あります。
これから迎える新しい生活に少しでもそれがお役に立てばと思いますのでご理解ください。

まず、ご自宅に連れ帰った日はペットも突然変わった環境に少なからずストレスを感じております。
ペットは人がかまえば喜んではしゃぎますのでストレスがあるようには
見えませんが、食欲が落ちたり、体調を崩す場合もありますので当日は勿論のこと、
数日間はそっと静かに見守り(特に子犬、子猫の場合は十分に睡眠時間を確保)、徐々に慣らしていってください。

【エサについて】
最初は当方で現在食べている物と同じ物を与えてください。
餌を変える場合は少量ずつ混ぜながら徐々に切り替えていきます。
★アイムス→ファーストチョイス→サイエンスダイエット★
当社では、3メーカーをローテーションで与えています。

缶詰やレトルト、おやつは犬が喜ぶ美味しいものが多いため、普通のドライフードを食べなくなることがあります。
総合栄養食という表示のドライフードはペットに必要な栄養がバランス良く考えられて作られていますので、
それぞれのステージ(幼年期、成年期、老年期等)に合ったフードを選んでください。
出来ればプレミアムフードと呼ばれるものがお薦めです。

また同じフードばかりを長年与え続ける弊害もあるそうです。
理想としては数種のフードを周期的に変えていくのが良いようです。
(安い時にとあまり同じものを大量にまとめ買いすると品質上の問題もあります)

又犬の場合は餌の与えすぎに注意してください。
特に大型犬種や食いしん坊の犬は与えるだけ食べてしまう傾向にあります。
お腹を壊すばかりか肥満の原因となり、それによる間接的な悪影響も出てきます。
(人間とおなじような糖尿病やガン、関節の病気もあります)

餌の量に関しては犬種によっても違いますが、ペットフードに表示されている量を目安に犬の状態を見ながら与えます。
子犬の場合はまだ胃も小さいため一日に2〜3回に分けます。



しつけについて


私どもが一番悲しいのが、せっかく飼ったペットが手に余り大変だと後悔の気持ちをもたれることです。
人とペットが快適に過ごすためにルールやしつけは欠かせないのです。
可愛いからと甘やかしたり、躾をしないでいると結局は人との共存が困難になってきたり、厄介者扱いされたり、
最悪捨てられたり、保健所に持ち込まれたりと心痛な話も見聞きする時代です。
私どもが命ある生き物をお渡しする以上、そういう悲劇を生まない為にもしつけをきちんとしていただくように
お願いする義務があると思います。
詳しくは専門書に頼る事ですが、ここではぜひともやっていただきたいいくつかのしつけをあげています。

まず、犬は群れで生きリーダーを中心に行動する生き物です。
周りに順番をつけ、自分の順位も決めています。
そして一番困るのが犬自身がリーダーになってしまった場合です。
これを避けるためには上下関係を教え、しっかりルールを守らせることです。
大切なことは主導権を全て人間が握り行動することです。

【上下関係のしつけ】
○リーダーウォーク
散歩に出るときもまず犬が飛び出すのではなく、人が先に出ます。
散歩の行先も犬の好きにさせず犬が行こうとする逆方向にわざと変えます。
これを何ども繰り返し散歩の主導権が人間あることを理解させます。
犬は常に人間の左側に付いて歩くようリードは短く持ち、引っ張ったり、先を行く時は軽いショックを与えながら
「ついて」とリードを引き寄せます。

○ホールドスティール
犬をおすわりさせ、背後に立ちそのまま座り両足で犬を固定し頭や体を静かに触ります。
犬が暴れたら静かになるまで拘束します。
片手で体を軽く抑え、もう片手は口吻を下からつかみ上下左右自由に動かすことが出来るようになれば良いでしょう。

○タッチング
ホールドスティールよりさらに進んで、どこを触られても嫌がらないようにします。
(これは獣医さんでも診断時にも大事です)
犬を後ろから抱き上げて仰向けにさせ、犬の弱点であるお腹を撫でます。
その他、耳、足、尾など自由に触れるようにします。
プライドの高い犬仰向けを嫌い暴れたりしますが、犬を撫でて落ち着かせ嫌がらなくなるまでしつけます。

○その他
犬と一緒にベッドに寝るのは上下関係が崩れてしまいますので、必ず犬用の寝場所を用意してください。

【日常生活のしつけ】
○トイレ
覚えの早い子犬もいますが、トイレで排泄させる事を理解させるためには根気が入ります。
目覚めた時、食事後にソワソワし始めたらトイレに誘導し、上手に出来たら褒めるが基本です。
このソワソワサインを見逃さないようにしましょう。
大事なことは失敗した時に叱らず、臭いが残らないよう静かに後始末します。

○給餌
犬の食事は人間の後に与えてください。
また、人間の食べ物を与えるのはしつけ上も健康上からも良くないので
家中の人間がそのルールを徹底して守るようにしましょう。
くれる人側にずっとついてヨダレを垂らしながらおねだりをして叱られる犬の光景を良く見ますが、
最初にあげてしまったのは人間の方で犬は学習したに過ぎません。
犬にダラダラ食いをさせない為にも遊び食いをするようであれば15分程度で餌を片付けてしまい、
次の食事時間まで何も与えないようにして綺麗に食べたときには褒めてあげましょう。
また、給餌する時は「おすわり」「おあづけ」「まて」「よし」を覚えさせ、食べてはいけないものに
いきなり飛びつかないようにしておくと安全です。

○社会性
昨今はドッグランも各地にでき、他の犬と触れ合う機会も増えました。
(マナーとしてワクチ接種やノミ対策、伝染性の疾患が無いようにする事)
飼い主との関係だけでなく、他所の犬や人に危害を加えたり必要以上に怯えたりすること(噛み付く原因にもなります)
のないように社交性もワクチンが済んだらどんどん付けさせましょう。

また、犬のみならず人間もご近所近隣との迷惑をいつも配慮することも大事です。
どんなに可愛くても動物が苦手な人にとっては苦痛以外の何物でもないということをいつも忘れずにトラブルを防ぎたいものです。



ペットの健康管理


幼年期のペットは体調を崩しやすく、急速に悪化して命に関わる事も少なくありません。
口の聞けないペットの体調は飼い主が気づかないと手遅れになる事もあります。
いつもより元気がない、食欲がないなども見落とさず様子を見て獣医に連れていくタイミングを計ってください。

【予防接種】
○混合ワクチン
→生後50日〜2か月の間に1回、そのひと月後に2回目、以後年1回
○狂犬病予防
→生後3ヵ月で1回、以後毎年4月に1回
○フィラリア予防
→毎年蚊の発生時期4月〜12月
※外に散歩に出すのは2回目のワクチン摂取後1週間〜10日以降

【市役所に登録】
生後90日を過ぎたら取得から30日以内に市役所にて登録の手続きを行なってください。
詳しくはお近くの市役所にお問い合わせください。

【生活環境】
夏・・・日中の暑い時間帯での散歩は避け、屋外の場合は日陰のない場所に放置しない。
短時間であっても車内に置いていかない。
気温、湿度が高い場合はエアコンや扇風機で適切な環境にする、清潔な水がいつでも十分に飲める状態にしてください。

冬・・・寒さもエアコンやペットヒーターを用いて保温しましょう。
特に幼年期、老年期には体調を崩すきっかけになりますのでご注意ください。

【その他】
・サークルや犬小屋など犬が安心できるスペースを作りましょう。
犬も構いすぎるとストレスになります。
小さめのゲージや家型クッションなど洞窟のようなイメージものが良いでしょう。
・留守番時に「お留守番しててね」などと声をかけるとかえって淋しがるので
何かに夢中なとき(おもちゃやオヤツ)にそっと出かけましょう。
・犬が淋しがったり、何かを要求して鳴いたり吠えた時に構ってしまうと、
吠えたら来てくれると間違った認識をしてしまいます。
ただ構って欲しいだけの場合は無視し、吠えても無駄である事を覚えさせましょう。


尚、書店にて参考書籍として当社写真使用の飼育本
「まるごとチワワBOOK」「まるごと柴犬BOOK」等も発行しております(永岡書店)


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